0x000000C2 BAD_POOL_CALLER

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、新年一発目。
WindowsXPにて0x000000C2 BAD_POOL_CALLER ブルーバックエラーということでご来店。
現象としては、WindowsXPの起動フラッグが終わり、マウスポインタが表示され、ようこそが一瞬出たあたりでブルーバックが発生。
なのでドライバーのロードミスやOSのシステムが破損している可能性は低いと見ました。
ようこそ画面の前後でエラーが発生したり、落ちたりする場合は得てしてユーザーフォルダや、ユーザープロファイル(レジストリ含む)の破損によって発生することが大半です。
なので、HDDを取り外し、検証機に取り付けユーザーフォルダを見てみます。
このPCは、1ユーザーでご利用していたので、そのユーザーフォルダを見てみます。
ユーザーレジストリのファイル ntuser.dat が 8192KB と、きりの良い数字になってます。
レジストリファイルが破損すると1024の倍数になることがなぜか多い。
ということで、Cドライブ直下にあるSystem Volume Informationフォルダから、システムの復元により自動バックアップされたntuser.datを拾ってきます。
先だってこのntuser.datはリネームして保存しておきます。
(例:ntuser.da_)
通常はシステムフォルダということで参照不可と蹴られてしまいますが、下記のコマンドで中を見ることが出来ます。
cacls C:\System Volume Information /e /g [現在ログインしてるユーザ名]:f
System Volume Informationフォルダ配下にいくつか長名のフォルダが有ると思います。
大抵二つあるのですが、そのどちらかがシステムの復元によりバックアップが保存されてるフォルダなので、適当にあさってみてください。
先頭文字がRP、続いて数字 で構成されてるフォルダ名が大量にあればそのフォルダ群がそうです。
あとは戻したい時系列のフォルダに入り、その中にsnapshotというフォルダがあるので、そこに全てのレジストリがバックアップされています。
ユーザーレジストリは
_REGISTRY_USER_NTUSER_S-1-5-21-数字多数
で構成されているファイルがそれです。
S-1-5-18~S1-5-20 はWindowsで予約されているユーザー用(たとえばAdministratorやAll Users)です。
一般ユーザーは21から始まります。
複数のユーザーがあれば22、23、24・・・ と増えていきます。
今回は1ユーザーですので
_REGISTRY_USER_NTUSER_S-1-5-21-数字-数字-数字
このファイルをC:\Documents and Settings\[ユーザ名]\フォルダにコピーし、ntuser.datにリネームします。
これで再起動して無事起動すれば完了です。

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