BAOFENG UV-3R 受信専用改造
BAOFENG UV-3R
中華無線機として5000円程度で手に入る無線機です。
バイクツーリング用に、聞き専用として2台調達。
開けて見ます。
どう見てもおもちゃですねw
しかしこれでもちゃんと電波出せてしまうから時代とは恐ろしい・・・
で、この無線機、先述の通り聞き専用に改造します。
内容としては、側面PTTスイッチの撤去、ファイナルの増幅器ICの撤去 の2点です。
アマチュア無線の資格を持たない者が即送話可能な状態のアマチュア無線機を単純所持してるだけで電波法的にはアウトになりますから、合法になるよう改造を施します。
ネジを外していき、SMAの芯線のハンダを吸い取ってあげると基板が外れます。
中央ちょい右上にあるのがファイナルですね。
Webで先人の方々が上げてる基板写真や回路図と全然違う。
確か、UHFとVHFでダイオードで分岐し、ファイナルがそれぞれ1個ずつ着いてるはずなのですが、このモデルはファイナルが一つしか有りません。
合理化というかコストカットでしょうか。
ファイナルはダイキャストボディに熱伝導のクッションで放熱してるようなのですぐに解りました。
というわけで撤去します。
PTTスイッチを撤去する前に、電波の発射が無いことを確認します。
PTTを押すと送信状態の赤LEDが点灯しますが、固定局で使っている無線機はウンともスンともなし。
電波の発射はありません。
PTTスイッチの構造も簡単なものでした。
リング状の電極と、その内側の電極を、ドーム状の金属板をテープで留めてるだけ。
テープをペロッとめくってハサミでカットするだけというお手軽さ。
固定局の空中線電力を最低にして送信し、受信テスト。
ちゃんと送った音が出てきました。
これで側面PTTボタンは押しても空振りになるので送信はされませんし、ヘッドフォンジャックからの操作でPTTがオンになっても、ファイナルが無いので電波は出せません。
撤去したPTTスイッチのドーム状板とファイナルIC
ゴミですねw