シャリシャリ音が鳴るグラフィックボード冷却ファン
今回のお題はドスパラ製のガレリア。
POSTはするがOSが起動しない状態。
ドスパラの静穏パックで、水冷ユニットと、HDD静穏ケースに収容されたHDDが追加されています。
別件で、先日おなじガレリアの静穏パックでボルトオンタイプの水冷ユニットを装着されていたPCが、ウォーターポンプの動作停止でCPUが異常加熱し、CPUとマザーボードが一気にお亡くなりになった個体がありました。
そちらの方はマザーボード・CPU・メモリー3点を一新し、組み替えた上で即日納めさせていただきました。
今回のPCも、戦々恐々としながら見てみますと・・・
今度はHDD静穏ケースに収容されていたHDDがお亡くなり。
全くの無反応でBIOSレベルでも認識しない。
この静穏ケース、HDDの回りをウレタンのような発泡素材で囲い静穏性を上げる物のようですが・・・
これ、実は断熱材代わりにもなってしまい、HDDの発熱が全く逃げられなくなってしまう怖い代物。
このようにドスパラの静穏ケース収容で1年少々で壊れてしまったHDDを見るの、3回目です。
このHDDケースは考え物だと思いますよ。
お客様には状況を説明し、HDDを新規に静穏ケースに収容せずPCケース直付けで交換とOS入れ直しで修理と言うことで了解を頂き、作業を進めていきました。
勧めて行くにつれ、耳障りなシャリシャリという音が聞こえてきます。
グラフィックボードの冷却ファンからの音でした。
Palit GeForce GTX 460 Sonic
ベアリングのシールをめくってみると・・・
なんじゃこりゃああああああああ
鉄粉が積もってます。
どう見てもさびてる。
幸い軸受け自体はまだ回ってる状態なので、速攻で注油します。
注油しながら古い油とさびを吸い取りつつ、また注油と繰り返してなんとか引っかかり無く回るように。
ぬぐった綿棒も真っ茶色・・・
これを放っておけば確実にファンは停止し、グラフィックコントローラを熱破壊してたことでしょう。
ドスパラさん、安いのは大いに結構ですが、もうちょっとまともな部品使ってください。