旧長野原線 長野原草津口〜太子駅跡



旧長野原線 長野原草津口〜太子駅跡までを追ってみました。
現在、吾妻線と名をかえた路線は、長野原草津口(旧長野原駅)を通って現在は群馬県嬬恋村大前が終点となっています。

長野原草津口から大前方面へ数百メートル進んだところに、旧長野原線太子駅へ向かっていた路線の痕跡が残っています。


太子
白砂川にかかる橋の橋台部分です。
(長野原草津口駅側)
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橋台の横にひっそりとたたずむ電柱
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白砂川に残る橋です。
立派な上路プレートガーダー橋です。
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太子駅側からみた橋の架かり部分。
すっかり草や木が生えてしまって橋本体が見えません・・・。
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橋をすぎるとなだらかな道が続いていきます。
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何件かの家の脇を通り過ぎると、隧道が出てきました。
(この隧道は立ち入り・通行禁止となっています。)
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反対側と思われる隧道の出口のポータルです。

上の写真の隧道と、左の写真のトンネルが1本のトンネルで繋がっているのか、それとも間で何回か地上に出ているのか、対岸からは確認できませんでした。
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隧道を出るとまた軽い上り坂のなだらかな道になっています。
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これが俗に言う“怪しいカーブ”というやつです。
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ここで鉄路は国道と合流します。
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合流地点を反対側から。
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一度合流した鉄路は、また国道と分岐して細い路地となっています。
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怪しいカーブが続いていきます。
(廃車がずらり・・・)
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進んでいくと、隧道がまた現れました。
この下道部分の隧道は下道として車両通行が可能となっています。

蔦がいい感じで生えています。
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50mくらいの長さの隧道です。

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隧道内。


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出るとまた隧道が続いています。
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蔦が入り口前にせり出しています。
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隧道の先にあった橋です。

鉄道時代に使われていた橋なのか、道路として使われだした際に架け替えられた橋かはわかりませんでした。
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銘板が確認できませんでしたが、塗装時の記録がのこっています。

1966年10月に塗り替えられたようです。
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道の脇に残る枕木
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何個か隧道を抜け、出てきたところです。

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太子駅側を見ると、藪や蔦がいい感じです。
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そして、この小高い丘を回ると・・・
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旧太子駅跡の車止めとホッパー跡です。
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車止めから長野原駅側を望む
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銘板です。

日本鋼管鉄鉱石積出施設
ここから川崎や鶴見へと原石が運び出された
太子むらづくり委員会

この太子駅は、ここよりも上流部にある日本鋼管群馬鉄山から鉄鉱石を運ぶ目的で太平洋戦争中突貫工事で敷設されました。

しかし、戦中は一度も鉱石を運んだことがなかったそうです。
そして戦後、鉄山からの鉄鉱石輸送を開始したそうです。
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ホッパー内部
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昔はこのホッパー施設の下にもレールが敷かれ、ホキ等のホッパー車が何両も待機していたのでしょう。
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そのホッパー跡も、隙間から流れ出る土砂などで半ば埋まってしまっています。

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旧国鉄太子駅便所
ご利用になれます


太子駅近辺にご在住の方々が今でも太子駅跡を整備してくださっています。
太子駅跡を訪れる方も結構居るとのことでした。
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そのトイレです。
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車止めの裏側はお花畑になっています。

季節が季節なら、きれいな花が咲きそろっていたことでしょう。


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